参議院選挙の前哨戦、山口参議院補選で平岡候補が立候補へ
参議院選挙の前哨戦、山口参議院補選で平岡候補が立候補へ
脱原発法制定全国ネットワークは脱原発法推進候補として支持を決定
脱原発法制定全国ネットワーク
事務局長 海渡 雄一
民主党の細野幹事長は18日の記者会見で、参院山口補欠選挙(4月11日告示、28日投開票)に、元法相の平岡秀夫前衆院議員を擁立すると発表した。19日の常任幹事会で正式決定された。各紙の報道によれば、「他の野党との共闘を模索するため、公認とするかどうかは今後、検討する。」とされている。
平岡氏は民主党政権の下で、総務省副大臣、内閣府副大臣、法務大臣を歴任した。財務省、外務省、内閣法制局などの公務員キャリアも長く、高い政策立案能力には定評がある。弁護士でもあり、人権感覚にもすぐれている。
平岡氏は民主党内の脱原発グルーブ「脱原発ロートマップの会」の中心メンバーであり、脱原発法制定全国ネットワークが提案した脱原発基本法案の法案策定作業にも深くコミットし、法案に賛同を頂いた。先の衆議院選挙で落選後も、2月に開催されたネットワーク主催の院内集会に前議員として参加し、積極的に発言された。民主党きっての脱原発派として脱原発を願う市民から深い信頼を寄せられてきた。
脱原発法制定全国ネットワークは、平岡氏出馬の報道を受け、3月19日開いた緊急の事務局会議において、平岡秀夫氏を支持することを公式に決定し、民主党以外の脱原発を掲げる政党にも同氏が「脱原発統一候補」となるよう、幅広く支持を働きかける方針を決めた。
この山口参議院補選は、夏の参議院選挙の前哨戦として極めて重要である。ここで、脱原発勢力が結束して安倍首相のお膝元といえる山口で平岡氏が勝利することができれば、夏の参院選挙勝利に向けての橋頭堡を築くことができるだろう。