発売中の週刊金曜日 2月~3月前半の原発裁判

2018年1月29日

発売中の週刊金曜日に2月と3月前半の原発差止裁判等の口頭弁論期日が掲載されました。

金曜日の公式サイトにも掲載されています。

「みんなで傍聴 2月~3月前半の原発裁判」

●みんなで傍聴原発裁判一覧


昨年12月13日の広島高裁での伊方原発運転差止めの決定に対しては、12月21日付で四国電力が異議申立をしました(報道によると執行停止の申立も)。伊方原発に関しては、その後、12月27日に山口地裁岩国支部に、運転差止め訴訟が提起されました。山口地裁岩国支部に係属している仮処分事件は、2月8日に証人尋問を予定しています。ご注目ください。予定されていた証人尋問の期日ですが、裁判所の都合により延期となりました。期日もありません。(18.1.31追記) また、3月1日(木)大分地裁 伊方原発運転差止請求訴訟の口頭弁論期日は14:00からでした。お詫びして訂正します。

また、関西電力大飯原発に関しては、2014年5月21日に差止めを認めた福井地裁の大飯原発運転差止め訴訟の控訴審(名古屋高裁金沢支部)は昨年11月20日に結審しました。その裁判での、元原子力規制委員会委員長代理の島崎邦彦氏の証人尋問の結果(基準地震動の想定が過小であり、設置変更許可は認められない)のみを争点とする仮処分申請が大阪地裁に申請されました(12月25日)。そして、大阪地裁係属の北朝鮮からのミサイル攻撃による危険のみを争点とする運転差止め仮処分については、年度内に裁判所の判断がなされる見込みです。

このサイトでも紹介しましたが、建設中の大間原発については、3月19日15時に函館地裁において判決が言い渡されます。ご注目ください。

まもなく3・11から7年を迎えます。今なお核の被害(事故そのものに加え、この国の施策のありようが厳しく問われる状況にありますが)は続いています。裁判所においては、福島第一原発事故のような過酷事故を二度とは起こしていけないことを念頭に判断していただけるよう切に願います。

昨年6月30日、大間原発運転差止訴訟、結審後の記者会見(函館弁護士会)

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