６月の原発裁判 本日発売の週刊金曜日

2024年5月31日

本日発売の週刊金曜日（５月31日号）に「みんなで傍聴６月の原発裁判」が掲載されました。

本誌では、「老朽高浜・美浜原発延長認可等取消訴訟 高浜１号機の原子炉容器は脆性破壊のおそれあり」と題し、本年４月26日、５月10日に行われた名古屋地裁での老朽原発高浜１・２号機の取消訴訟での証人尋問の報告しています。先日5月29日、同じ関西電力の高浜原発３・４号機の運転延長を原子力規制委員会は認めてしまいました。この裁判で、関西電力の申請内容、そして規制委員会の審査の杜撰さが明らかになっています。報告記事に出ている裁判所に提出された意見書なども掲載されていますので、老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟のサイトをご覧ください。*6/29リンク追加

関西電力は2023年4月から2024年3月までの1年間の決算につき、売上高が4兆593億円、純利益が4418億円と、いずれも過去最高だったと発表しています。高浜原1・2号機の再稼働もこれに寄与しています。関西電力はこの裏で、上場企業にもあるまじき不正を重ねてきました（下記、関電カルテル株主代表訴訟訴状81頁より）。

関西電力のカルテルに関しての株主代表訴訟の第１回口頭弁論期日が、６月７日１４時から、大阪地方裁判所で開かれます。（この訴訟の提訴の報告は：カルテル株主代表訴訟、関電元社長ら12人を一斉提訴参照）

６月７日（木）スケジュール
１３：００　前段集会　裁判所前の小公園　　原告ら、支援者、弁護団
１３：１５　入廷行進　大阪地裁前　　　　　原告ら、支援者、弁護団
　　　　　　※13：20から13：30までに別館正面玄関前に並ばれた方を対象に抽選
１４：００　第１回口頭弁論期日　大阪地裁２０２号法廷
　　　　　　原告意見陳述／弁護団より訴状内容等の説明

また、金曜アンテナ欄には、5月10日の島根原発運転差止仮処分の却下について、「島根原発２号機運転差し止め仮処分申請を広島高裁却下」と報じています。併せてお読みください。*6/29リンク追加

 

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