8月の原発裁判 本日発売の週刊金曜日

2024年7月26日

本日発売の週刊金曜日(7月26日号)に「みんなで傍聴8月の原発裁判」が掲載されました。

本誌では、「川内原発設置変更許可処分取消訴訟 規制庁職員トンデモ発言『原発と一般施設は同じ』と題し、7月5日に行われた福岡高裁での川内原発設置変更許可処分取消訴訟で行われた、原子力規制庁職員に対する証人尋問について報告しています。期日で櫻田氏の、原発の規制と一般建物の規制について同列に考えていけないのかわからないとの証言には、傍聴席からも「規制庁、規制委員会不要論か」との怒りの声が上がりました。

7月5日、期日後の記者会見を兼ねた報告集会で尋問の成果について説明する弁護団。


集中連載の岸田政権についての検証で、原発大回帰について、吉田明子さん(FoEJapan)が「気候危機対策は原発ではなく再エネを」、大島堅一さん(龍谷大学教授、原子力市民委員会)が「安全よりも原子力産業の利益優先」を執筆されています。大島さんは、原発回帰のきっかけとしての避難者の最高裁判決が契機であったことを指摘。また、GX脱炭素電源法の影響として「長期脱炭素電源オーディション」に島根原発3号機が落札し、20年にわたって約1兆円支払われる話には、福島第一原発事故の教訓を全く顧みないこの国の姿勢に、恐怖すら感じます。本誌の特集はNHKの連ドラ「虎に翼」。

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