４月の原発裁判本日発売の週刊金曜日

2025/03/28

本日発売の週刊金曜日（３月28日号）に「みんなで傍聴４月の原発裁判」が掲載されました。記事では、鹿児島地裁、川内原発運転差止認めず「私たちは次の福島事故の前の段階にいる」と題し、先月２月21日の判決の報告をしています。

期日後の記者会見・報告集会（鹿児島県弁護士会館）

本誌の金曜アンテナでは、「国の原発事故責任認めなかった最高裁判事２人不訴追に訴追委の著しい形骸化か」と題して、草野耕一判事と岡村和美判事の罷免を求める訴追請求が不訴追となった報告が掲載されています。草野判事と岡村判事は、福島原発事故の避難者の訴訟の2022年6月17日最高裁判決の判事でした（第二小法廷）。

なお、第二小法廷では、東電役員らの福島原発事故の刑事責任を問う東電刑事裁判が係属していたところ、草野判事は、東京電力と密接な利害関係のある西村あさひ法律事務所の元代表を務めていたことから、審理の公平性が強く疑われるとして、多くの市民から、この審理から外れるべきではないかという声が広がっていました。草野判事は３月21日に定年退官となることから、新たな判事の元で公正な審理を改めて行うように求められていましたが、定年退官の直前の３月５日付で最高裁は上告棄却決定を下しました。