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平岡秀夫さんへのお礼の言葉

2013年4月29日

 ごくろうさまでした、平岡さん。

 突然の出馬決定直後から、応援してきた「脱原発法制定全国ネットワーク」そして4月に立ち上げた「平岡秀夫さんを応援する脱原発市民の会」として、本当にご苦労さまでしたと申し上げます。そして、この苦しい時期に立候補して闘った平岡さんの勇気に心から感謝します。

 今回の選挙で、私たちは上関原発建設の是非を争点にしようとしました。脱原発選挙にしようと考えたのです。しかし、安倍首相の支持した江島候補は、態度をはっきりさせず、争点化を避け、アベノミクスと景気の話に終始しました。高支持率の安倍首相の地元での闘いには厳しいものがありましたが、市民の多くが上関原発の新設にNOの意思を持っていることに望みをかけました。福島では、多くの人々がふるさとを追われ、いつ帰れるともわからない流浪の状態です。21日の山口市での市民集会では、浪江や飯舘の人々の苦悩を山口の人たちに伝えたいと努力したつもりですが、ひとりひとりの市民の胸までには届かなかったようです。

 しかし、この闘いは挑んだ価値があったと思います。民主党だけでなく、社民党やみどりの風からも支持が得られ、生活の党のはた議員なども応援に駆けつけてくれました。夏の参院選に脱原発候補が勝てる構図の糸口が、この選挙の構図にもあらわれていると思います。 夏の参院選は脱原発と改憲の正否をかけた、日本の岐路ともなりうる重大な選挙です。この闘いの先陣を切って闘ってくれた平岡さんにあらためて心からの敬意と感謝を送ります。

海渡雄一